在宅酸素とは、主に病気が原因で、酸素がうまく身体の中に取り入れられなくなった患者が、家庭で機器を用いて酸素の吸入する療法のことをいいます。


在宅酸素療法

酸素が体内にうまく取り入れなくなる病気として、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺結核後遺症、間質性肺炎、肺がんなどの高度慢性呼吸不全例や、肺高血圧症、チアノーゼ心疾患などがあります。
在宅酸素療法を行う前に、それらの疾患に対して、吸入以外の有効な治療法がすべて行われており、最低一カ月以上の観察期間を経て安定期にあると確認されることが必要です。
確認されてから、医師の指示により機器貸し出しを受け、在宅酸素療法を開始します。


在宅療法にすることにより医療費が軽減

このように、病気が理由で在宅酸素療法を行う場合は、医療保険のほかに、老人医療受給者証、重度身体障害者医療費助成制度が適用になります。保険診療なので月に一回は受診が必要です。
在宅酸素療法が可能になってから、今まで急性期の治療を終えても、吸入が必要なだけで入院を余儀なくされていた患者が自宅で療養できるようになります。
入院治療と比べると、在宅の治療は医療費が少なくなるし、自宅のほうが精神的に安心できるので、患者にとってはうれしいことです。医療費が増加傾向にある点からも、在宅療法にすることにより医療費が軽減されることは有意義です。


アドセンスイメージ画像
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在宅酸素療法に用いられる酸素供給機

在宅酸素療法に用いられる酸素供給機には据え置き型の酸素濃縮器のほかに、携帯用酸素ボンベがありますので、患者の状態やライフスタイルに適したものを選択できます。
酸素濃縮器を使いますので、通常よりも濃度が高くなっていますので、機器周辺は当然火気厳禁です。
過去に石油ストーブやタバコが原因で引火して火災を起した事例が報告されております。在宅酸素療法を受けている患者はもちろん、周囲の人も禁煙が必要です。


注意点

また、最近は、ミネラルウオーターやサプリメントを利用するのと同じ感覚で、気軽に吸入する在宅酸素バーも普及しつつあります。酸素を吸入することにより、老化防止を防止する、美容効果が得られる、健康促進役立つということで、人気があります。
在宅酸素は疲労や眠気をとりのぞき、集中力を回復させる効果もあります。記憶力が上昇する、との報告もあります。アロマ成分を追加して、気分のリフレッシュにも利用できます。
あまり不必要な高濃度の摂取はかえって身体によくないとの報告や、専用以外のアロマ成分を使うことにより肺に疾患をもたらすとの報告があるので、医療以外の目的で使用するときも、充分な注意が必要です。