低酸素症の症状

肺機能低下、血液の酸素運搬能力の低下には、肺炎などの病気が原因で呼気中のガス交換がうまくいかなくなり、酸素量が不充分な血液が身体全体に流れ込む、間質性肺炎などの病気で肺胞の壁が厚くなり、肺胞から血液への酸素の受け渡しが障害されるなどがあります。
心不全などによる心拍数の低下、発熱などにより全身の酸素需要が増加した場合、酸素供給量が低下した場合にも起こります。特に高齢者の発熱時にみられる症状です。
動脈血中の酸素分圧の低下は、低酸素血症と呼ばれます。

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低酸素症の障害

身体は動脈血中の酸素分圧が80〜90mmHgの範囲にあるとき最も効率よく働くといわれており、60mmHg以下になると歩行や運動時、睡眠時に顕著な低酸素状態になることがあります。
室内での通常の呼吸で動脈血酸素分圧が55mmHg以下になると、常に人工的に肺に取り込む措置が必要になります。 組織の酸素が欠乏することにより、身体の各部分が損傷を受けます。特に低酸素によるダメージをうけやすいのは、酸素の消費量が最も多い脳です。
脳への血流不足が3,4分続くと、脳の損傷がはじまります。脳が損傷を受けると、短期記憶の欠如、情報処理能力の異常などの認知障害や、けいれん、ふるえなどの運動障害などが起こります。視覚障害が生じることもあります。

低酸素症の自覚症状など

また、低酸素症を放置すると呼吸困難の自覚症状のほかに、肺動脈圧が上昇し、心臓の負担が増えて心不全などを発症します。
低酸素症には、吸入が最も有効な対処法です。
呼吸困難の自覚症状が無い人にも、吸入の処置を施すと心臓の負担が減り、状態がよくなります。
高山病も大気中の酸素分圧の低下により、頭痛、睡眠不足、食欲不振、むくみ、脈拍増加など、人体に生じるさまざまな症状の総称で、低酸素症の一種です。
徐々に身体を高度にならしていくことで避けられます。高山病にかかってしまった場合は、すみやかに高度を下げることが必要です。

睡眠時無呼吸症候群

最近注目されている睡眠時無呼吸症候群も、低酸素血症が問題になっています。 睡眠中に呼吸が停止することにより慢性的な低酸素状態に陥っている状態で、疲れが取れない、日中眠気に襲われるという症状も深刻ですが、将来的に心臓や脳に重大な損傷を起こし、生命に危険をきたす恐れがあります。早めの対処が必要です。

低酸素症とは